近年、PFAS(ピーファス:パーフルオロアルキル物質)の安全性を懸念する声が高まっています。このページでは、PFASとは何か、健康への影響、そしてナチュラルミネラルウォーター「六甲の天然水マロッ」は安全性を確保しているかについてご説明します。
PFASとは
about
PFASとは、パーフルオロアルキル物質(Per- and Polyfluoroalkyl Substances)の略称で、有機フッ素化合物の一部です。 PFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(パーフルオロオクタン酸)、PFHxS(パーフルオロヘキサンスルホン酸)を含むパーフルオロアルキル化合物とポリフルオロアルキル化合物を合わせてPFAS(ピーファス)と呼ばれています。 PFAS有機フッ素化合物は、撥水・撥油性、熱・化学的安定性等の物性を示すことから、日常生活の中で多くの製品に使用されています。
PFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸):消火剤や防汚製品
PFOA(パーフルオロオクタン酸):フライパンのコーティングや防水布製品
PFHxS(パーフルオロヘキサンスルホン酸):金属・ガラス等のエッチング剤、金属メッキ工程、半導体工業等、工業用途
PFASの健康への影響
health impact
PFASは、免疫系、肝臓、腎臓、生殖など、人体にさまざまな影響を与える可能性が指摘されています。特に、免疫力の低下や、特定の種類のがんとの関連性が懸念されています。ただし、どの程度の量でどのような影響が出るのか、まだ十分に解明されていない部分も多く、研究が進められています。
厚生労働省:水質基準逐次改正検討会
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-kenkou_128627.html
食品安全委員会:「有機フッ素化合物(PFAS)」評価書に関するQ&A
https://www.fsc.go.jp/foodsafetyinfo_map/pfas_faq.html
飲料水におけるPFASの規制とガイドライン
guidelines
では、飲料水におけるPFASへの考え方はどのようになっているのでしょうか。
日本では、厚生労働省が令和2年4月に、PFOS及びPFOAを「水質管理目標設定項目」に位置づけて、暫定目標値をPFOSとPFOAの合計で50ng/Lと設定しています。PFHxSは「要検討項目」に位置づけられていますが、目標値は設定されていません。
国際的な動向を鑑み、今後の規制強化が予想されます。
我が国と諸外国等の飲料水に係る PFOS 及び PFOAの目標値等
国 | 目標値等(ng/L) | |
---|---|---|
PFOS | PFOA | |
日本(2022) | 50(PFOS、PFOA の合算) | |
米国(2024) | 4 | 4 |
英国(2022) | 100 | 100 |
ドイツ(2017) | 100 | 100 |
カナダ(2018) | 600 | 200 |
オーストラリア(2018) | 70(PFOS 及び PFHxSの合計) | 560 |
( )内は目標値又は規制値が公表された年度
出典:環境省 – PFOS・PFOAに係る水質の目標値等の専門家会議
https://www.env.go.jp/water/pfas/pfospfoa.html
ナチュラルミネラルウォーター「六甲の天然水マロッ」の安全性と品質管理体制
quality