水のことば 一衣帯水
コラム2018年11月29日
豊かな水に恵まれた日本をはじめ、世界各地で残されている、水にまつわる格言やことわざを紹介します。
一衣帯水 (いちいたいすい)
「衣帯」とは衣服の帯を指し、細く長い事を表しています。
「水」は海や川を表し、一筋の細い帯のように長く、狭い川や海峡のこと。
2つの間に隔たりはあるけれども、非常に近い位置や関係にあるという意味です。
水を差す (みずをさす)
熱い湯や濃い味のものに、水を入れて、温度を下げたり、薄めたりすることから、
うまくいっている事柄のじゃまをしたり、乱すことをたとえています。
寝耳に水 (ねみみにみず)
寝るという無防備な状態の時に、耳に水が入って来たらびっくりしますよね。
予想もしていなかった、突然の出来事に驚くという状態のことです。
水の泡 (みずのあわ)
水面に浮かんでいる水の泡は、もろく、はかないもの。
努力したすべてが無駄になることを示しています。
水を使ったことわざは、普段の会話の中で用いられる、耳慣れた言葉も少なくありません。