色白のかぶらで温まろう!
コラム料理2018年11月21日
北国から雪の便りが届く頃ですが、本格的な冬の訪れはまだまだ先。
次第に冷え込みが厳しくなってきたこの季節、ぐっとおいしくなる野菜といえば、かぶらではないでしょうか。
原産地はアフガニスタンや地中海沿岸の南ヨーロッパと言われ、紀元前から栽培されていたようです。
日本に伝わったのは弥生時代。
『日本書紀』に、持統天皇が五穀を補う作物として栽培をすすめたと記されています。
栄養価は高く、白くて丸い、根の部分に、消化酵素のジアスターゼが多く含まれています。
葉はカロチンやビタミンC、カルシウム、鉄分などが豊富。
特にビタミンCは根の4倍近くもあるそうなので、葉も捨てずに使いたいものです。
調理法は煮物、炒め物、漬け物などオールマイティー。
やわらかくて、アクがないので、サラダに使うのもいいですね。
これからの季節は、おろして水気を軽く切って、卵白とあわせる「かぶら蒸し」なんかいかがでしょうか。
白身魚や銀杏などの上に盛って、蒸すこと5分ほど。
ほんのり生姜が香る、くず餡をかけると、身体が温まること間違いなしです。
あるいは、葉もまるごと使える「クリーム煮」、ひき肉と一緒に煮上げる「そぼろ煮」など、ほっこりとおいしいメニューでお楽しみください。
どんな料理をも引き立てる、六甲の自然に育まれた「天然水 マロッ」で、よりおいしくお召し上がりください。