鍋料理にひと工夫④タイ風
昼間は日差しが強いですが、朝晩は肌寒い。食卓にお鍋が登場することもまだあるのでは。
さて、東南アジアのタイ王国を代表する鍋料理といえば「スーキー」。
鍋文化が発達している日本人にも好まれ、「タイスキ」という名で親しまれています。
日本の「すき焼き」からヒントを得て名付けられたようですが、味付けや作り方は異なります。
ダシの効いたスープが入った鍋に、肉類やシーフード、野菜、練り物など、好みで具材を加え、火が通ったらつけダレで食べる、日本の「寄せ鍋」や「しゃぶしゃぶ」に近い料理です。
スープはレモングラスやパクチーの根などを入れ、魚醤ナンプラーなどで味付けるので、エスニックな香りが食欲をそそります。
また、つけダレにはニンニクや唐辛子、ココナッツシュガーやライムなどをプラス。
甘辛くて酸っぱく、さらに唐辛子のミジン切りを加える人もいます。
タイではレストランで食べる料理とされていますが、家庭で簡単に作ることができます。
スープを鶏ガラや固形コンソメで作り、つけダレには、しょう油にパクチー、唐辛子、レモン汁、ニンニクなど、手に入りやすい食材を加えると、本場に近い味に仕上がります。
◆材料◆(4人分)
■ つけダレ
ショウガすりおろし 大さじ1
ニンニクすりおろし 1かけ分
ナンプラー(しょう油) 大さじ5
レモン搾り汁 大さじ4
スイートチリ 大さじ2
すりゴマ 大さじ2
唐辛子(生・粉など) 適宜
パクチー小口切り 適宜
■ 具材
お好みで 白菜、チンゲン菜、空心菜、大根など
キノコ類、豆腐、もどした春雨など
豚・牛肉薄切り、鶏胸肉薄切りなど
イカ・エビ団子、魚のすり身団子など
■スープ
水 2リットル
スープの素 大さじ1
塩 ひとつまみ
◆作り方◆
1)つけダレの材料をよく混ぜ合わせる。パクチーは各自、お好みで入れる
2)野菜、キノコ、豆腐などを食べやすく、肉類は一口大に切る。
3)鍋にスープの素を入れて、煮たったら塩をひとつまみ。あれば、レモングラスやコブミカンの葉など、タイのフレッシュハーブ類を加えて。
4)好みの具材を入れて、火が通ったら、つけダレで食べる。
タイでは〆を食べないことが多いようですが、日本人には欠かせませんよね。
麺類がお薦めですが、おじやも外せません。
六甲の天然水「マロッ」とともに、おいしくお召し上がりください。