春を前にノロウイルス流行中
ノロウイルスによる食中毒は冬場に発生しますが、兵庫県では、今年は3月に入ってからの方が多く発生しています。
ノロウイルスは、少量でも手や指、食品などを介して口から入ると、身体の中で増殖して、腹痛やおう吐、下痢などの症状を引き起こします。
また、感染しても症状が現れない場合もあって、無症状の感染者が作った料理が原因のことも多々あり、注意が必要です。
◆ノロウイルス食中毒予防の4原則◆
1)持ち込まない
腹痛や下痢などがあるときは、食品を直接取り扱う作業をしない。
普段から感染しないように、日々の健康管理を心掛ける。
2)つけない
食品や食器、調理器具などにノロウイルスをつけないように、調理の前などにしっかりと手洗いを行う。
●正しい手洗い
指輪や時計などを外し、せっけんを使って洗う。
指先や指の間、爪の間、親指の周り、手首、手の甲など汚れの残りやすいところも意識して洗い、2回繰り返すことが効果的!
手洗いのタイミングは、トイレに行った後、盛り付けなど各作業の前など。
3)やっつける
食品は十分に加熱する(中心温度85~90度で90秒以上)。
調理器具は、洗剤などで十分に洗浄した後に、熱湯(85度以上)で1分以上加熱するか、家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤に浸して消毒する。
なお、ノロウイルスにはアルコール消毒は効果がない。
4)ひろげない
ノロウイルスが発生したら、感染を広げないために食器や環境などの消毒を徹底する。
おう吐物などの処理には、使い捨てのマスクやガウン、手袋などを着用し、処理が終わったら空気の流れに注意して、二次感染しない対策を行う。
ご家庭でもいま一度、食中毒予防対策を見直してください。
参考:兵庫県食品衛生協会ホームページ
政府オンライン より