秋の恵み、新米をおいしく
コラム料理2020年10月29日
11月の和名は「霜月」。霜が降りる頃であることから、その名が付いたというのが一般的なようです。
11月には、秋の収穫を祝い感謝する行事が、各地で繰り広げられています。
宮中や全国の神社では、23日に、新嘗祭(にいなめさい)が執り行われます。
新嘗の「新」は新穀を、「嘗」はごちそうを意味するもの。
宮中祭祀の中では最も重要なものとされ、昔は、人が新米を食べられるのは、神様にお供えしてからだったそうです。
ここで、おいしい新米の炊き方を紹介しましょう。
「新米は水分が多いので、水を減らした方がいい」と聞いたことがあると思いますが、これはひと昔前のお話。
現在は、新米、古米を問わず、水分量は15%程度と決められ、出荷されているそうなので、極端に水を減らすのは避けたいものです。
新米はやわらかいので、やさしく研ぐのが基本。
手指をたてて力を入れず円を描くように、水を入れ替えながら3回ほど研ぎ、2回すすいで、ザルにあげて水を切ります。
お米と同量の水を炊飯器に入れてスイッチオン。
炊き上がったら時間を置かず、釜の底の方から大きくふんわり混ぜます。
すぐに混ぜて余分な水蒸気を逃せば、やわらかでおいしい新米のでき上がりです。
今年の新米は「六甲の天然水マロッ」で。
炊飯時はもちろん、研ぐ時に使用されることで、より安心、安全に召し上がっていただけます。