冬至にカボチャを食べるのはなぜ?
コラム料理2018年12月18日
1年で一番、太陽が出ている時間が短い、言葉を変えると、夜の長い日が「冬至」。
今年は12月22日です。
冬至の風習として知られているのが「ゆず湯」と「カボチャ」。
ゆず湯は、冬の寒い日に身体を芯まで温めることができる、ありがたい風習といえるでしょう。
ではなぜ、カボチャを食べるのでしょうか。
諸説あって、まずは、丸ごとなら保存が効くことから「元気」「長生き」につながるという説。
昔は冬至のころになると、食べられる野菜がほとんどなかったため、夏野菜ながら保存が効くカボチャを大切に食べてきたようです。
緑黄色野菜が不足する季節に、カロチンやビタミンの多く含まれるカボチャを食べることで、身体に抵抗力をつけようとした、先人の知恵だともいえます。
続いては、1年で最も陽が短い冬至から、運が上昇し始めるといわれることから、縁起を担いだという説もあります。
その方法は、「運盛り(うんもり)」といわれ、名前の中に「ん(運)」が入った食べ物を食べます。
加えて、「ん」が2つ入った「冬至の七草」を食べると、さらなる運気アップが期待できるといわれています。
なんきん(南瓜=カボチャ)、にんじん(人参)、れんこん(蓮根)、ぎんなん(銀杏)、
きんかん(金柑)、かんてん(寒天)、うんどん(饂飩=ウドン)の 7種類ですが、
その代表的なものが、カボチャというわけです。
今年の冬至は、六甲の自然に育まれた「天然水 マロッ」で、
カボチャをよりおいしく調理して、お召し上がりください。