いつもの鍋をワンランクアップ
コラム料理2017年1月25日
極寒な日々が続くこの季節、「今夜はお鍋~♪」というご家庭が多いのではないでしょうか。
魚介類や肉類、豆腐にたっぷりの野菜などを加えて食べるシンプルな料理ですが、
なんでもかんでも入れたらOK、というわけではありません。
どこの鍋にも一人は「鍋奉行」と呼ばれる、指南役がいるくらい作り方は多彩です。
具材を入れるタイミングや火加減で、味は格段に異なってきます。
具材を入れる順番は、魚介類はダシが出るので最初から入れましょう。
肉類は火が入りすぎると固くなるので、野菜に火が入ったころに。
糸こんにゃくは肉を固くする性質を持つので、肉類のそばには加えないこと。
豆腐は煮すぎると固くなりがちですが、昆布や魚介類と一緒なら、さほど固くはなりません。
野菜では菊菜はアクが強いので、ひと煮立ちしたらすぐに上げてください。
火加減は、沸騰させるのは最初の一度だけ。沸騰したら火を弱めます。
グツグツ煮えるのが落ち着いたら、表面に浮いているアクだけを取ります。
魚介類や肉類の脂分も浮いてきますが、うま味でもあるのでそのままに。
アクの取りすぎに注意です。
〆は何になさいますか。
雑炊ならば、ご飯は一度、水で洗ってください。
ご飯をそのまま入れると、ベタついた雑炊に仕上がってしまいます。
豊かな自然に育まれたマロッで、多彩な鍋料理をお楽しみください。