1月の手仕事①金柑(きんかん)
コラム料理2023年1月6日
皮に甘みがあって、皮ごとおいしく食べられる、小さな黄金色の金柑。
自宅の庭で鈴なりという方も、おられるのではないでしょうか。
ミカン科キンカン属に属する常緑性低木の実で、原産地は中国とされています。
ビタミンC・Eや食物繊維、カルシウムなどが多く含まれ、古くから、のどの痛みや咳止め、風邪の予防にもなると、親しまれてきました。
選ぶときは、色が濃くて、つやがあるものを。
木と結びついている、ヘタがみずみずしくて緑色のものが新鮮です。
食べ方は、軽く洗って水気切り、皮ごとそのまま食べるのがお薦め。
ひと手間かけられるのであれば、甘酸っぱい風味とほのかな苦みもそのままの「金柑コンポート」はいかがでしょうか。
作り方
1)洗ってへたを取ります。
2)竹串か爪楊枝で、皮に縦に浅めの切り込みを4〜5か所入れて、切れ目から種を取り出します。
3)鍋にきんかんを並べ、ヒタヒタになるくらいの水と、金柑の重さの半量の砂糖を加えて、沸騰したら弱火にし、アクを取りながら、20分ほどコトコトと煮ます。
皮がやわらかくなって、ツヤも出てきたら、火を止めます。
そのままおいて、味を含ませれば出来上がり。
お茶請けはもちろん、紅茶に加えると風味が際立ちます。
コンポートを作ったときに出たシロップは、熱いお湯を注いだ「ホット金柑」でぜひ。
六甲の天然水「マロッ」は、お水もお湯も手軽に楽しんでいただけます。
身体のあたたまる飲み物で、寒さを吹き飛ばしてください。