六甲山系と水④神戸市須磨区妙法寺村「弘法の井戸」
コラム六甲山2020年7月21日
弘法大師伝説にまつわる湧き水や井戸とされる、弘法の井戸は日本各地に点在していますが、六甲山系にもあります。
場所は、神戸市須磨区妙法寺谷野、市営地下鉄「妙法寺駅」から東へ5分ほど歩いたところです。
ある夏の暑い日、妙法寺村に立ち寄った弘法大師は喉が渇き、村人に水を分けてもらいます。
ところが、別の村人から、妙法寺村には湧き水の出るところがなく、飲み水に困っていると聞き、大師はたいへん心を痛められた。
手にした杖でトントンと大地をついたところ、きれいな水が湧き出てきて、村人たちはたいそう喜んだのだそうです。
この井戸は現在も、土地の人々から大切にされています。
六甲の天然水「マロッ」は、弘法の井戸と同じ六甲山系の中で、最西端に位置する「鉄拐山」の地層200mから汲み上げられています。
非加熱充填で生産された、安全でおいしい、神戸発の天然水です。
参考:須磨観光協会ホームページ