5月の手仕事●木の芽
コラム料理2024年5月9日
春の訪れを告げる「木の芽」の爽やかな香り。
山椒の木から出てきたばかりの新芽で、タコノコごはんや若竹煮、おすましなどに、1枚加えるだけでぐっとかぐわしくなる、和食の春の薬味です。
そのまま添えるのもいいですが、ひと手間かけて「木の芽の練り味噌」はいかがでしょうか。
合わせる味噌は、なめらかでまろやかな味わいが特徴の西京味噌や白味噌。
鮮やかな色と香りで、あえたり、かけたり、焼いたりと、いろいろな楽しみ方ができます。
<材料>(作りやすい分量で)
木の芽 30枚
白味噌(なければ家にある味噌)120g
酒 大さじ3
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
<作り方>
1)味噌、酒、みりん、砂糖を混ぜて軽く火にかけ、味噌と砂糖が溶けるくらいに混ぜて、冷ましておく。
2)木の芽は葉だけを使うので、サッと水で洗いして、硬い軸は取り除く。葉はみじん切りにして、すり鉢ですっておく。
3)1)が冷めたら、2)のすり鉢に少しずつ加えながらさらにすり、均一になじんだら出来上がり。
木の芽味噌は、少しピリッとしていますが基本的には甘く、田楽や白身の魚、おにぎり、餅などと相性が抜群。
タケノコをさっと湯がいて、のせて食べるのもこの季節のお楽しみです。
ただし、香りが強いので、つけ過ぎにはご注意ください。
タッパーなどに移して冷蔵庫で保存すると、2週間くらい日持ちします。
六甲の天然水「マロッ」と共においしくお召し上がりください。