初湯の前後にコップ1杯の水分を
新型コロナウイルスの影響を大きく受けた令和2年。
令和3年は、健康で安心な一年であってほしいですよね。
元日は一年の基準で、日本人は、初鏡、掃初、初笑などといい、新しい年の初めを多彩な形で祝ってきました。
元旦には縁起の悪いことをしないように気を配り、たとえば、風呂や洗濯は「元旦に身に着けた、ふく(服・福)を洗い流してしまう」とか、掃除ならは「せっかく訪れてくれた福の神を掃きだしてしまう」など、いろんなタブーを受け継ぎ、習慣としてきました。
習慣の一つである初湯、あるいは初風呂は、正月2日。
公衆浴場の営業は概ね2日からで、「初湯に入ると若返る」などといわれ、朝から入ることが多かったようです。
寒い日に入るお風呂は温かく、ましてや、新年の一番風呂は、前年までの嫌な出来事を洗い流して、新たに幸せをもたらしてくれることでしょう。
しかし、この季節、用心いただきたいのがお風呂の事故。
寒いため、つい長湯になりがちで、気がつかないうちに脱水症状を起こすことがあります。
入る前に必ず、コップ一杯の水分を取ってください。
また、入るときに、冷えた身体で急につかると、血圧が上下に大きく変動してヒートショックにつながります。かけ湯を十分にしてください。
つかるときは、お湯はみぞおちあたりまで、汗ばんできたら上がるようにしましょう。
湯上りにも、汗などで失われた水分を、コップ1杯の水で補うことをお薦めします。
「六甲の天然水 マロッ」をお供に初湯をお楽しみください。