2月の手仕事●発酵白菜
今年の立春は節分の翌日。旧暦では一年の始まりにあるため、厳しい寒さのなかにも、春の兆しが感じられるようになります。
とはいえまだまだ寒いこの時期、昔からさまざまな食品の仕込みが行われてきました。
寒仕込みはいろいろありますが、手軽にできる野菜を使った発酵食品は思いのほか簡単。
いまが旬の白菜の発酵食にチャレンジしてみませんか。
漬けおくだけで、酸味と塩味のバランスは絶妙に。発酵食品ならでは旨味とコクも楽しめます。
◆材料(作りやすい分量)◆
白菜 1/4個(500g)
粗塩 小さじ2
昆布(5×5cm) 1枚
赤唐辛子(種を除く) 1本
◆作り方◆
1 白菜は水気をよく除き、大きい葉は縦半分に、全体を5cm四方に切って、大きめのボールか鍋に入れる。昆布は半分に切って、細切りにしてから加える。
2 粗塩を加えて全体になじむようによく揉みこみ、輪切りにした赤唐辛子を加える。
3 ジッパー付き保存袋(Lサイズ)に入れ、空気を抜きながら口を閉じ、平らにする。
4 大きめのバットにのせ、上にバッドを重ねて、2kgほどの重石(500mlのペットボトル4本など)をのせ、3〜4日ほど常温に置いておく。
5 ぶくぶくと泡が立ち、おいしい酸味が出てきたら出来上がり。
保存は冷蔵庫で2~3週間。
時間があれば、白菜を半日干しておくと余分な水分が飛び、スピードアップできます。
食べ方は、そのままはもちろん、つけ汁ごとたっぷり食べられるお鍋もお薦めです。
六甲の天然水「マロッ」で、よりおいしく召し上がってください。