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5月の手仕事●新タマネギ

コラム料理2023年5月10日


 
 
タマネギの原産地は中央アジアといわれ、紀元前1600年頃の書物に、古代メソポタミア時代にはすでに栽培されていたと記されています。
古くから世界各地で食べられていますが、日本で初めてタマネギが食用として栽培されたのは1870年ごろ。北海道で試験栽培され、1900年代初頭にかけて、徐々に普及していきました。
 
1年中見受けられるタマネギですが、毎年特定の時期だけに出回る、新タマネギがちょうど旬。
通常のタマネギと新タマネギはどちらも同じものですが、収穫後から出荷までの処理が違うため、味わいに違いが出ます。
新タマネギは収穫後すぐに出荷されるため、水分量が多くて、生で食べても強い甘みを感じられるのが特長。薄くスライスして食べるのが手軽でおすすめです。
 
ひと仕事加えるならピクルスはいかがでしょうか。
酸っぱさ控えめで、みずみずしさを活かした仕上がりで、そのまま食べられるほか、和え物などにも使えます。
 
◆材料◆
新タマネギ 1個
水     1カップ
塩     小さじ1
〇ピクルス液
酢     50ml
水     50ml
ローリエ  1/2枚
砂糖    小さじ1
粒コショウ 小さじ1
 
◆作り方◆
①新タマネギは縦半分に切って、切り口を下にして3等分のくし形切りに。大きい場合は、食べやすいように4〜6等分の放射状に切ります。
②塩を加えた水に、新タマネギがしんなりするくらいまで漬けてよく絞りましょう。
③ピクルス液の材料を小鍋に入れて一度煮立ててから冷まします。
③煮沸消毒したビンに、タマネギをピクルス液から出ないように詰めて、一晩ほど漬けると出来上がり。
 
日持ちは2週間ほど。ポテトサラダや南蛮漬けに加えたり、しょうゆを少しプラスして、味変も楽しめます。
 
六甲の天然水「マロッ」とともに、よりおいしくお楽しみください。

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