毎日使う水、生活用水ってどのくらい?
コラム健康2016年6月24日
私たちは、毎日、生活するためにたくさんの水を使います。
毎日使われる「生活用水」は、家庭で使われる「家庭用水」と、オフィスやデパート、ホテル、飲食店などの都市で使われる「都市活動用水」に分けられます。
家庭用水は1965年から増加し続けていましたが、1998年をピークに緩やかに減少傾向にあります。
これは、家電が進化して、トイレや洗濯機などが節水できるようになったことなども考えられますが、そもそも人口が減少しているという理由があります。
しかし、それでも私たちが1日に使う水の量は決して少なくありません。
1日で一人あたり約240リットル(2007年、東京都水道局)、500ミリリットルのペットボトル約480本分の水が使われています。
「思ったより使っているな」と感想を持たれた方も多いのでは?
ほんの少し気をつけるだけで、大幅に使う量を減らすことができます。
流しっぱなしをやめることです。
洗面や歯磨きの時に1分間流しっぱなしにして約12リットル、髪を洗う時に3分間シャワーを流しっぱなしにして約36リットル、食器を洗う時に5分間水を出しっぱなしにして約60リットルが使われてしまうことになります。
桶や洗面器などに水を貯めて使うという習慣を身につけるだけで、ずいぶん節約できそうですね。
少しだけ気を付ける、水の流しっぱなしはもったいないと思うことが、節水の第一歩ではないでしょうか。
【参考文献】
ゼロから理解する水の基本
千賀裕太郎 監修
出版:誠文堂新光社