4月の手仕事●ふき
春を告げる野菜の一つ「ふき」は日本原産の山菜。
シャキッとした食感とほろ苦さが持ち味です。
全体の95%が水分で、ビタミン類やミネラルの含有量は多くないですが、食物繊維は100g中1.3gと、大根並みに豊富に含んでいます。
ふきをおいしく食べるためには、下処理やアク抜きをていねいに行ってください。
1.ゆでる鍋の大きさにざっくりと切って、ゆでる前に、まな板の上で塩をこすりつけるようにゴロゴロさせる。
2.強火で5分ほど下ゆでしたら、ザルに上げて、皮をむく。切り口の先の皮を少しはがすと、スーッとむける。
3.皮をむいたら、2~3時間水にさらして色止めをする。
下処理が完成したフキは、含め煮や炒め物、ちらし寿司や炊き込みご飯の具材とさまざまに楽しめますが、今回は、日本の伝統食「きゃらぶき」のレシピを紹介します。
<材料>
ふ き 400g
◆調味料
しょうゆ 80cc
酒 40cc
みりん 60cc
砂糖 大さじ2
※砂糖(後入れ分)大さじ1
<作り方>
1)下処理済のふきを4センチ幅に切って鍋に入れ、調味料を加える。中火にかけて、沸騰したら弱火に。落とし蓋をして30分ほど煮る。途中焦げないよう、軽く混ぜて。
2)蓋を外して※砂糖を加え、さらに15分ほど弱火で煮詰める。箸で混ぜると煮崩れするので、鍋をゆすりながら返すのがポイント。
3)煮汁がほぼなくなったら火を止めて、そのまま冷ませば出来上がり。
4)きっちり冷ますと日持ちするので、保存容器に詰めて冷蔵庫で1か月。
小分けでラップに包んで保存袋に入れ、冷凍庫で2か月ほど保存可能。
「きゃらぶき」は、ごはんの供や酒の肴、箸休めにぴったり。
六甲の天然水「マロッ」とともにお召し上がりください。