梅雨のお弁当づくりのポイント
いよいよ近畿も梅雨入り。
この時期、気をつけたいのが食中毒です。
なかでもお弁当づくりは特に、慎重でありたいものです。
お弁当のご飯の食中毒対策として、梅干しを入れて炊いている方がいらっしゃると思います。
梅干しには殺菌効果がありますが、さらなる効果を求めるなら「酢飯」もお薦めです。
お米に酢を混ぜて炊くことで、殺菌効果がいき渡り、細菌の繁殖をできるだけ防ぐことにつながります。
分量は米2合+いつもの水分量に、酢小さじ1が目安です。
また、オリーブオイルも効果的。
ポリフェノール類やビタミンEなどの抗酸化物質が含まれているため、ご飯に混ぜると傷みにくくなるといわれています。
分量はお茶碗1杯ぐらいのご飯に、小さじ1/2程度。
香りが気になるなら、混ぜご飯やおにぎりにしてはいかがでしょうか。
彩りのアクセントになるプチトマトやレタスなどの生野菜は、水分が多く、菌が増殖しやすい状態にあります。
水洗いした後に、キッチンペーパーなどでしっかりと水気をふき取ってください。
おかずの材料はしっかりと加熱しておきましょう。
食中毒予防には、中心温度75度で1分以上、火を通すことが重要とされています。
特に卵は食中毒の原因菌となる「サルモネラ菌」が潜んでいる可能性があり、ゆでたまごやスクランブルエッグなどが半熟の状態だと、食中毒の原因になることも。
また肉や魚なども、厚さがあるときは火がしっかり通っているかを確かめてください。
そして、ご飯もおかずも、詰めた後に十分に冷ましてから、蓋をすることも忘れずに。
暑さが増してくるこれからの季節、普段以上に、衛生面に注意を払ってください。