秋ナスは嫁に食わすな!
ナスは煮る、焼く、揚げる、漬けるなど用途が広い野菜。
和食、中華、イタリアン、フレンチと、どんな料理にもアレンジもできます。
収穫時期が長く、6月ごろから収穫されるものは夏ナス、9月ごろから収穫されるものは秋ナスと呼ばれています。
夏は強い日光を浴びて成長するため、皮が厚めで実が詰まっていて、秋になると穏やかな日差しの中で育つため、皮が柔らかく水分を多く含み、甘みや旨みが凝縮されます。
秋ナスのおいしさは「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがあるくらい格別。
このことわざですが、身体を冷やす野菜なので嫁の身体を冷やさないように気遣っているという説と、おいしいので食べさせないという2つの解釈があります。
さて、ナスは90%以上が水分。
皮の色素は「ナスニン」というポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、生活習慣病の予防などに効果があるといわれています。
おいしいナス選びは、皮にハリとツヤがあって、傷や変色のないものを。
トゲのある品種なら、痛いくらいに尖っているものほど新鮮とされます。
保存は低温や乾燥に弱いので、常温で。
野菜室に入れる場合は、新聞紙などに包んで、冷えすぎに注意しましょう。
また、果肉は変色しやすいので、切ったらすぐ調理するか、水でさらしてください。
使い切ってしまいたいところですが、余るようなら、薄くスライスして天日干しに。
水につけて戻してから、汁ものの具や炒めものなどで楽しめます。
六甲の天然水「マロッ」とともに、秋ナスをおいしく召し上がってください。