災害に備える④
近年、災害が頻発している日本において、安心して暮らすために食品の家庭備蓄を非日常のものと考えるのではなく、日常の一部として普段からムリなく楽しみながら取り入れていくことが大切です。
「災害時に備えた食品の家庭備蓄」として、推奨されているのが「ローリングストック」。
普段の食品を少し多めに買い置きして、賞味期限を確認しながら古いものから消費し、食べたものを買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。
収納するときは、取り出しやすいケースや箱に入れて、何があるか、見てすぐわかるようにしてください。賞味期限別に整理しておけば、同じものが大量にあったということが防げ、「ローリングストック」が実践しやすくなると思います。
賞味期限の目安としては、
半年以上のものが、インスタント味噌汁、カップ入りスープ、袋麺、野菜ジュースなど、お湯を注ぐだけで食べられる食品が多いです。
1年以上のものは、トマトソース、パスタソース、ちらし寿司の素、粉末スープ、餅、バランス栄養食など、ご飯に混ぜるだけ、パスタにあえるだけの手軽な食品があります。
2年以上のものでは、缶詰、レトルトカレー、パウチスープ、乾燥パスタ、ホットケーキミックスなど。缶詰は実際に食べてみて、家族の好みのものを揃えてください。
5年以上のものとしては、かんぱん、長期保存用の飴やクッキー、災害用の長期保存食などがあります。
「ローリングストック」は、新しいものを奥に補充して、手前のものから使うのがコツです。
ライフラインの停止に備えて、欠かせない備蓄水は六甲の天然水「マロッ」をストックして、緊急時にご活用ください。
(参考)農林水産省ホームページ