春の息吹を食卓に
コラム健康料理2018年3月9日
「春は苦いものを食べよ」といわれています。
春は、冬の間に身体に溜まった余分なものを体外に排出し、刺激を与えて、活動への準備を始めるために、苦味のある山菜や野草、春野菜を食べることが効果的とされています。
フキノトウ、ワラビ、タラの芽、ヤマウド、ノビル、コゴミ、コシアブラ…
ほんの短い期間にしか味わうことのできない山菜は、まさに自然からの贈り物です。
山菜には、寒さが厳しい時季に、地中から芽を出して成長するために必要な栄養素や、
害虫などから身を守るための成分がじっくりと貯め込まれているうえに、
ミネラルやポリフェノールなど、細胞を活性化させる成分が多く含まれ、
解毒作用や抗酸化作用などの働きがあるともいわれています。
野山で摘んだものが最高ですが、採集場所へ行ける機会は多くありません。
しかしながら、スーパーで見かけることが増え、手軽に楽しめるようになりました。
特有の「苦味」や「香り」を楽しむためには、ほどよく調理するのがポイントです。
できるだけ新鮮なうちに調理し、アクを抜きすぎないようにして、苦味や香りを生かす工夫をしたいものです。
天ぷらや蕎麦、煮物に和え物、佃煮、おこわ、炊き込みごはんなどなど、
「六甲の天然水 マロッ」と共に、おいしく、多彩にお召し上がりください。