6月の手仕事●赤シソ
健康料理2023年6月6日
栄養豊富で香り高いシソは、日本の食文化に欠かせないハーブの一つ。
なかでも「赤シソ」は6月から7月にしか市場にでません。
漢方では「蘇葉(そよう)」と呼ばれ、昔中国で食中毒になった若者に医師が赤シソを煎じて飲ませたら、見事に蘇ったという言い伝えが残っています。
「蘇る紫の葉」ということで、「紫蘇(しそ)」と名付けられたそうです。
赤シソは、梅干しや紅生姜の色付けだけでなく、ジュースにするのがお薦めです。
口に含むと少しだけ酸っぱく、続いて、ほのかな甘みがじんわりと広がっていきます。
梅雨のうっとうしさを身体の内側から吹き飛ばしてくれる飲み物です。
赤シソを煮て砂糖を加え、酢を加えた途端、暗い色の液体が一瞬で透き通った鮮やかな赤色に変わります。
おもに植物に含まれる「アントシアニン」という色素が「酸」によって酸性に変わり、鮮やかに発色する瞬間が、手仕事の醍醐味といえるでしょう。
【材料】(作りやすい分量)
赤シソの葉 50枚ほど
砂 糖 60~80g(お好みで)
食 酢 150ml
水 1リットル
【作り方】
①湯を沸かし、しっかりと水洗いした赤紫蘇を5分くらい煮出して、取り出す。
②砂糖を加えて、溶かし混ぜる。
③あら熱を取って、酢を加え冷ます。
④冷めたら出来上がり。冷蔵庫で保存してください。
抗菌作用が強いのでかなり日持ちします。
六甲の天然水「マロッ」でおいしくお召し上がりください。