旬のタケノコにワカメを添えて
コラム料理2022年4月7日
春を代表する野菜のひとつ、タケノコ。
今年は寒さが続いたせいか、成長が遅れていたようですが、
桜前線が過ぎてしばらくすると、食べごろを迎えます。
タケノコはたんぱく質を多く含み、うまみ成分のグルタミン酸やアスパラギン酸、カリウムも多く、塩分の排出を促すといわれています。
部位ごとに特徴があって、先端の姫皮は酢の物や吸い物、穂先は和え物や煮物、歯ごたえのある中心部は炒め物や天ぷら、硬めな根本は細かく切って炊き込みご飯にと、多彩に使い分けができます。
これからの季節は、やはり旬の生ワカメとあわせる「若竹煮」はいかがでしょうか。
作り方は、タケノコは穂先をくし形に、根元は半月に切って、熱湯でさっとゆがきます。
ワカメは大きめの一口大に切ります。
昆布とカツオでとったダシに、タケノコの根本を入れて10分ほど、穂先を加えて3分ほど煮た後、薄口しょうゆ、みりん、塩で味を調え、中火にしばらくかけて、ワカメを加えて、火を止めます。
冷ましながら、味を含ませていくのがポイントです。
タケノコとワカメを盛り付けてダシをはり、木の芽を添えます。
六甲の天然水「マロッ」で、よりおいしくお召し上がりください。