冬至に「コンニャク」を食べる
コラム健康2021年12月22日
一年でもっとも昼が短く、夜が長い日「冬至」。
この日を過ぎると徐々に昼が長くなることから、悪いことが転じて良きことがやってくる、運を転じるという意味を持つ、「一陽来復(いちようらいふく)」の日とされます。
一年の節目となる冬至は、今年は12月22日です。
古くからの冬至の風習となっているのは「ゆず湯」と「カボチャ」ですが、「コンニャク」も冬至の食べ物として知られています。
コンニャクは、身体にたまった砂を出すとされる、食物繊維が豊富に含まれた、整腸作用のある食材。
北関東では「砂おろし」といわれ、体内に溜まった砂(老廃物)を出すという意味で食べられてきました。
僧侶たちは、「コンニャクはお腹のすす払い」といい、一年間に溜まった煩悩を洗い流すと、好んで食べてきたそうです。
コンニャクはまた、「ん(運)」のつく食べものを食べるとよい「運盛り」として、カボチャの別名ナンキンとともに親しまれてきました。
「コンニャク」と「ニンジン」のキンピラ、「コンニャク」と「レンコン」の味噌炒め、「コンニャク」と根菜の汁物など、冬至にお薦めの料理は多数あります。
今年の冬至は、六甲の天然水「マロッ」でコンニャクもおいしく、お召し上がりください。