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六甲山系のみどりの歴史①

コラム六甲山2021年4月14日


 
 
最高標高931m、約150㎢の面積を持ち、兵庫県神戸市、芦屋市、西宮市の背後に屏風のようにそびえる六甲山系。
東西約30km、南北約20kmに広がり、山麓部で200万人以上が生活しています。
 
その歴史は古代に遡ります。
弥生時代に稲作農耕がはじまるまで、ほとんど人の手が入ることのない、うっそうとした原始林が広がっていたそうです。
山頂付近にはブナやミズナラなどの林が、標高600〜800m付近にはモミ、コウヤマキ、イヌブナ、コナラなどの針葉樹や広葉樹が混じりあった林が広がり、
中腹から山麓にかけてはアカガシ、ウラジロガシなどのカシ類や、シイなどからなる照葉樹林が繁っていたようです。
 
稲作農耕がはじまり、中世には、平地で荘園を中心とする集落が形成され、山麓の自然の照葉樹林が切り倒され、次第にアカマツ中心の二次林が広がるようになりました。
この林は、クヌギやコナラなどの林とともに、薪や炭などに利用され、人々に大切に保護されていました。
 
中世はまた戦乱の時代でもあり、六甲山系にもいくつかの山城が築かれました。
山麓から山頂は合戦の舞台となり、その影響が自然林に大きなダメージを与えました。
築城のたびに切り倒され、戦火による山火事などで、自然林は回復できないくらいに破壊されてしまい、アカマツ林が形成されていったようです。
 
江戸から明治にかけては、南斜面のアカマツ林と大龍寺、天上寺付近の林をのぞいて、山頂までほとんど草木のない山に。
当時の農民が燃料や肥料に利用するため、山の斜面から山頂に広がる村の共有地に入って、マツなどの樹木や落ち葉、下草をとり、さらには夜なべ仕事の灯りに必要な油となるマツの根までとりつくしてしまった結果だと考えられています。
 
ゆたかな自然に恵まれた、現在の六甲山系が生まれるのは明治後期以降のことです。
 
参考:国土交通省 近畿地方整備局 六甲砂防事務所ホームページ

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