食育17 緑が美しい春の豆を食べる
春野菜がおいしい季節になりました。
緑の色合いが美しく、春らしい食卓を演出してくれる豆類たち。
グリーンピースやキヌサヤ、スナップエンドウなど、甘みとホクホク感にあふれ、味わいは格別。
カロテンやビタミン、ミネラルが豊富で、食物繊維もたっぷり。デトックス効果も期待できるといわれています。
普段は付け合せや彩りに用いられることが多いですが、おいしさが倍増するこの季節は、豆がメインの調理がお薦めです。
春の豆と聞いて、豆ごはんをイメージされる方が多いのでは。
グリーンピースと米を一緒に炊き上げるので、栄養分を逃すことはありません。
味付けを塩と日本酒だけでシンプルにすることで、豆の甘さ、うまさが際立ちます。
キヌサヤはスープにするとおいしく味わえます。
オリーブオイルで炒めたタマネギと弱火でコトコトと煮込みます。
牛乳や生クリーム、あるいは豆乳でポタージュ仕立てにするとより豪華な味わいです。
サクッとした食感が持ち味のスナップエンドウは、焼いた方が生に近い感覚で食べられます。
鉄皿に並べて、オーブントースターに入れ、塩こしょうやチーズなどで好みに味を付けるのが手軽です。
オリーブオイルで炒めて、ニンニクと鷹の爪少々を加えたペペロンチーノ風は、ちょっと大人な味わいでしょうか。
また、春の豆をすべて使ったサラダも彩りが鮮やか。
豆類は2分ほどゆがき冷水にとってボールに上げ、スライスした新タマネギと細切りハムを加えます。
ドレッシングに柑橘類を利かせると爽やかさがアップするでしょう。
まん延防止等重点措置が適用され、自宅で過ごす時間がまた増えてきました。
子どもたちと一緒に、春の豆料理にチャレンジしてはみては。
六甲の天然水「マロッ」と共に、よりおいしく楽しんでください。