六甲山の秋の風物詩ともなった「六甲ミーツ・アート」は、これまで延べ470組以上のアーティストが参加してきた、現代アートの芸術祭です。
今年は第14回目を迎え、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」として生まれ変わりました。
表現の向こう側(にあるもの)「Beyond Representation」をテーマに、既存の価値観にとらわれない、新しい価値観の提示や再解釈を通じて、社会との接続や共生を試みる表現者たちの作品とその先にあるものに目をむける芸術祭をめざしています。
新しい取り組みとしては、
①日本のみならず海外でも活躍しているアーティストの招聘などこれまで以上に招待アーティストを拡充。
②「ROKKO森の音ミュージアム」を拠点とし、野外アート作品エリアを新設。
同エリアの一部作品を会期終了後も展示することで、会期外でもアート作品を鑑賞できる場を創出します。
③徒歩で移動しながら作品を楽しむ「トレイルルート」を設定し、いままで以上に徒歩による作品鑑賞を楽しめるようにします。
④子どもたちがアートにふれあえるように、ワークショップ等の参加型作品を通じて、自然の中で現代アートにふれられる機会を増やし、次世代の文化芸術の担い手や支え手を育てていきます。
参加アーティストは、これまで公募や招待によって選出されてきましたが、今年は招待枠を拡充。椿昇や川俣正、森山未來がキュレーションする「Artist in Residence KOBE(AiRK)」、伊丹豪、尾花賢一、開発好明、中﨑透、船井美佐、光岡幸一らが参加しています。
開催会期:2023年8月26日(土)〜11月23日(木・祝)
※六甲山サイレンスリゾートのみ10月までの毎週月曜休業(祝日の場合は火曜に振替休業)
開場時間:10〜17時
※会場により営業時間は異なり、17時以降も鑑賞できる作品があります。
会場:ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)
トレイルエリア:風の教会、六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)
鑑賞パスポート料金(山上窓口):大人(中学生以上) 3000円 /小人( 4歳〜中学生) 1200円ナイトパス付。
「ひかりの森〜夜の芸術散歩〜」会場への入場がセットで、大人 4000円 / 小人 1700円。
詳しくは https://www.rokkomeetsart.jp/
ナスは煮る、焼く、揚げる、漬けるなど用途が広い野菜。
和食、中華、イタリアン、フレンチと、どんな料理にもアレンジもできます。
収穫時期が長く、6月ごろから収穫されるものは夏ナス、9月ごろから収穫されるものは秋ナスと呼ばれています。
夏は強い日光を浴びて成長するため、皮が厚めで実が詰まっていて、秋になると穏やかな日差しの中で育つため、皮が柔らかく水分を多く含み、甘みや旨みが凝縮されます。
秋ナスのおいしさは「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがあるくらい格別。
このことわざですが、身体を冷やす野菜なので嫁の身体を冷やさないように気遣っているという説と、おいしいので食べさせないという2つの解釈があります。
さて、ナスは90%以上が水分。
皮の色素は「ナスニン」というポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、生活習慣病の予防などに効果があるといわれています。
おいしいナス選びは、皮にハリとツヤがあって、傷や変色のないものを。
トゲのある品種なら、痛いくらいに尖っているものほど新鮮とされます。
保存は低温や乾燥に弱いので、常温で。
野菜室に入れる場合は、新聞紙などに包んで、冷えすぎに注意しましょう。
また、果肉は変色しやすいので、切ったらすぐ調理するか、水でさらしてください。
使い切ってしまいたいところですが、余るようなら、薄くスライスして天日干しに。
水につけて戻してから、汁ものの具や炒めものなどで楽しめます。
六甲の天然水「マロッ」とともに、秋ナスをおいしく召し上がってください。
気象庁が発表した「9~11月の天候の見通し」によると、北日本では平年並か高く、東・西日本と沖縄・奄美では高いと予報されています。
例年より暑いとされる今年は特に、熱中症対策が大切。
季節の変わり目で体調不良になりやすい時期でもあるので、普段よりも注意が必要です。
人間の身体は、平常時は体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで、体温が外へ逃げる仕組みになっていて、自然と体温調節が行われています。
ところが、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどの環境の変化や、激しい労働や慣れない運動などによって体内に著しい熱が生じると、対応できなくなってしまいます。
体温の上昇と調整機能のバランスが崩れて、体内にどんどん熱がたまっていくのが熱中症です。
熱中症を予防するには、暑さを避けること。
涼しい服装で、屋外では日傘や帽子を着用し、日陰を利用することもポイントです。
そして忘れてはならないのが、効果的な水分補給です。
のどが渇いたから水を飲むという方が多いと思いますが、のどが渇いたときにはすでに脱水症状が始まっています。
のどが渇く前に意識的に、こまめに水分を取るよう心掛けてください。
いろんな飲み物がありますが、水は毎日の水分補給にお薦めの飲み物のひとつ。
カフェインや糖分などが含まれていないので、摂り過ぎの心配はありません。
タイミングや分量を気にせずに飲むことができるのです。
こまめで効果的な水分補給は、六甲の天然水「マロッ」で。
秋暑の候、バランスのよい食事と十分な睡眠、休息を取って、無理をせずにお過ごしください。
参考:環境省熱中症予防情報サイト
まだまだ暑い日が続いていますが、季節は初秋。
秋の味覚といえばきのこですが、人工栽培されているものが多く、一年中、スーパーや青果店などで見受けられます。とはいえ、野生のきのこは秋の食卓に彩る一つではあります。
きのこは、カビと同じ菌類で、食べている部分は、植物でいえば花にあたります。
ひと口にきのこといっても、種類は多彩。日本で自生しているものは、数千種類以上あり、そのうち市場に出回るのは15~20種類だといわれています。
普通に食べてもおいしいですが、ひと手間加えて、天日干しはいかが。
天日干しは先人の知恵が生み出した魔法のような保存方法です。
太陽の下で干すと、きのこに含まれているビタミンDが増加し、保存期間も長くなります。
カルシウム吸収するビタミンDは、吸収されたカルシウムを骨へ沈着させる働きもあるため、成長期の子供や骨粗しょう症が気になる人には欠かせない栄養素といえます。
また、きのこに含まれる酵素の働きによって、乾燥すると、旨味成分が増加。
昆布やかつお節などは旨味が凝縮しますが、「旨味を増やす」のはきのこだけです。
◆作り方◆
①好みのきのこを石づきがあれば取って、バラバラに。できるだけ大きな平たいザルに重ならないように広げる。
②日の当たるところに新聞紙を敷いて、①を2~3時間干す。表面が少し乾いて、軽く色づいたら干し上がりの目安。冷蔵保存して1週間ほどで使い切る。
③もっと日持ちさせたいなら「3日干し」を。3日干すと、密封容器で3週間ほど保存可能。
干しきのこの戻し汁は捨てる派ですか、使う派ですか。
じっくりと時間をかけて戻すと、汁には旨味も栄養も溶け出しています。
汁ごと用いると、スープや汁物など、料理のおいしさを底上げてくれます。
六甲の天然水「マロッ」とともに、天日干ししたきのこをおいしくお楽しみください。