入学式や入社式など、新しい生活がスタートする4月。
ポカポカ陽気に誘われて、草花が芽吹き、動物や虫たちが顔を出し始める季節でもあります。
日本を代表する花“サクラ”が、列島を西から東へと見頃を迎え、春の訪れを告げていきます。
とはいえ、「花冷え」(はなびえ)と呼ばれる、サクラの花が咲く頃に訪れる一時的な寒さ、“寒の戻り”に驚くこともしばしば。
開花便りに誘われて、いざお花見へ出向いたら、寒くて震えたという経験のある方が少なくないと思います。
4月は不安定な天候が続くことから、「春に3日の晴れなし」ともいわれています。
まだまだ肌寒いこの季節、体調をくずさないためにも、
温かい飲み物を欠かさず、一日の締めくくりにお風呂にゆっくりと入るなど、
身体を外側から、内側からも、温めることを心掛けたいものです。
水の不思議が体験できる「神戸市水の科学博物館」は、重厚かつ優美な外観で市民から親しまれています。
神戸地方裁判所などの設計も手掛けた河合浩蔵によるもので、「奥平野浄水場旧急速ろ過場上屋」(1917年築)を保存活用、国の登録有形文化財に登録されています。
平成元年(1989年)の神戸市政100周年と、平成2年(1990年)の水道給水開始90周年を記念して「水の科学博物館」としてオープンしました。
敷地内では、県下一の美しさともいわれる「奥平野舞桜」をはじめ、約200本の見事なサクラを目にすることができます。
「こうべ花の名所」にも選定され、お花見シーズンには「さくらフェア」を繰り広げています。
今年の開催は3月19日(火)~4月7日(日)。
開館は9時半~16時半(入館は16時まで)で、期間中は無休、入館料が無料となります。
また、いろんなイベントも行われるので、ファミリーでぜひ、お楽しみください。
詳しくは 水の科学博物館ホームページで
海抜865mの六甲山頂付近にある六甲高山植物園では、
北海道南部に相当する冷涼な気候を利用して、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲自生植物、その他山野草など、約1500種を栽培しています。
冬季休園中でしたが、3月16日(土)にいよいよ開園。
クリスマスローズを特集する企画展「~幻の花 ヘレボルス・チベタヌス~」を開催します。
中国・四川省の奥地で自生する、ヘレボルス・チベタヌスの繊細な薄桃色の花をはじめ、珍しい原種クリスマスローズの展示、苗の販売なども行います。
場所は西入口近くの「ヒマラヤ区」で、3月31日(日)まで、見ることができます。
また、シーズンオープンを記念して、3月16日(土)午後1時から、特別講演会「世界のクリスマスローズを訪ねて」も開催します。
クリスマスローズや原種シクラメンの第一人者で、NHKの『趣味の園芸』でおなじみの、横山直樹氏を講師に迎え、クリスマスローズの魅力や特徴について、詳しく聞くことができるでしょう。
定員は30名で予約優先。電話で予約を受け付けています。
詳しくは、六甲高山植物園へ。
早春の六甲高山植物園では、ザゼンソウやカタクリ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマなど、凛と咲く春の花たちにも出会えます。
六甲ケーブルは、昭和7年3月に始動以来、ケーブル下駅から山上駅までの約1.7kmを10分ほどで結ぶ、六甲山の玄関口として親しまれてきました。
今年は開業して87年。
3月9日(土)・10日(日)に「六甲ケーブル誕生祭」を開催します。
縁日スタイルによる兵庫各地のグルメ、特選品の試食、生鮮野菜の販売、ちびっ子向けの遊び場の出現やミュージックライブなど、盛りだくさんな内容になっています。
メイン会場となる「六甲ケーブル山上駅」では、日本酒「福寿」と手延べそうめん「揖保乃糸」の試食&販売、
また、加古川名物カツめし、丹波鶏そば、酒米・山田錦の粉を使ったタコ焼き、地場野菜を使った豚汁、味噌こんにゃくなどの屋台も連なります。
ライブは、3月9日(土)は11時半から「ミムラシンゴ w/森左介(cello)」「吉田真理子 ・井野アキヲ」、
3月10日(日)は10時45分から「夢☆チャンス」「春野由利」「山崎小夜子」が出演。
各日12時から16時には、豪華景品が当たる抽選会が行われ、六甲ケーブルの乗車券1枚につき1回、抽選に参加できます。
さらに、1日4回のチャリティー餅つきも予定しています。
サブ会場となる「六甲ケーブル下駅」でも、六甲山オリジナルブレンド珈琲や紅茶、
9日(土)限定で兵庫県立社高等学校の生徒たちによる「六甲ケーブルクッキー」を販売します。
ただし、雨天は中止となります。