日本では、「水」は水道をひねると止めるまで出続けるし、飲食店に入ると無料で提供されます。
お金を出せば、自動販売機やコンビニエンスストアなどで、自分好みのものを選ぶこともできます。
とくに意識はしていないけれど、あたりまえに「水」は、望めばいつでもどこでも好きなだけ手に入るものだと思っていませんか?
でも、実際は日本で「水」はそれほど豊富な資源ではありません。
国や地域で使える水資源の理論上の最大限度量を、少し難しい言葉ですが、「水資源賦存(ふぞん)量」として表します。
日本は、1人あたりの「水資源賦存量」は、1年間約3300トンで世界平均の半分以下になります。
降水量が多いにもかかわらず、人口も多くなっているためです。
とくに、都市部が少なく、関東地方の「水資源賦存量」は、エジプトと同じくらいでしかありません。
近年は、気候の変動が大きく少雨の年と多雨の年の開きが大きくなっており、少雨の年の水不足は年々深刻になっていると言われます。
あたりまえですが「水」は、無限にあるわけではないのです!
改めて意識して、「水」を大切に使いましょう。
【参考文献】
ゼロから理解する水の基本
千賀裕太郎 監修
出版:誠文堂新光社
少しずつ暖かくなってきましたね。
春本番まであと少しでしょうか。
春休み、家族で自然を満喫できる六甲山におでかけしてみませんか?
六甲ガーデンテラスの展望台がライトアップされています。
六甲山光のアート 「Lightscape in Rokko ~ Spring Version ~」
http://www.rokkosan.com/gt/event/20160308_9096/
六甲山ガーデンテラス
http://www.rokkosan.com/
開催期間:2016年3月19日~5月31日
まだまだ朝晩冷えます。
お出かけの際は、防寒対策をしっかりしてくださいね!
災害が起こった時のために備えが大切であることについては、先月このブログでもお伝えしましたね。
ですが、ライフラインが正常に機能している時、水の大切さを実感することは、難しいかもしれません。
今日は命にかかわる「水」のお話を簡単にしたいと思います。
人体の水分含有量が成人で体重の60%であることはよく知られていますよね。
このうち約2%が失われただけで、口や喉が渇き、食欲不振になり、軽度の脱水症になります。
約6%が失われると、頭痛や眠気、脱力感などに襲われ、中程度の脱水症となり、点滴などの処置が必要になってくる場合もあります。
約10%が失われると、筋肉のけいれん、心臓や腎臓の不全などが起こり、重度の脱水症となります。ほぼ入院が必要で、場合によっては死に至ります。
約20%が失われると死に至ります。
人は、動かず、尿もせずとも、1日に呼吸や皮膚から約900mlの水分が失われ、まったく水が飲めない環境では4~5日で死んでしまいます。
逆に、食べ物がなくても水さえ飲むことができたなら、2~3週間は生き延びることができると言われます。
可能であれば、自宅に2l程度、持ち出し用に500mlを4本分程度ストックしておくのが望ましいです。
みなさん、考えるより行動を!
【参考文献】
ゼロから理解する水の基本
千賀裕太郎 監修
出版:誠文堂新光社
「朝、起きぬけに1杯の水を飲むのは健康によい」と聞いたことがある人は少なくないでしょう。
これは、便秘気味の方にはぜひ試していただきたい健康法です。
朝、起きぬけの1杯の水は副交感神経に働きかけ、胃腸の働きを活発にして老廃物を体外に排出してくれます。
人には体の動きを活発にする「交感神経」と、鎮静作用があり眠っている時などに働いている「副交感神経」があります。
体は、朝、起床して交感神経に切り替わり、1日を活動する準備にかかります。交感神経に切り替わると、胃腸の働きが抑制され、便がもよおしにくくなってしまいます。
1杯の水は、一時的に副交感神経を復活させるのです。
できるなら、余裕を持って起床して、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動を遮らないようする習慣を身につけたいものです。
硬水はダイエットに効果的で、便秘によく効くと言われます。
ただ、胃腸に負担がかかってしまうという難点もあります。
その点、マロッは中硬水。口あたりもよく飲みやすいので、「朝、起きぬけの1杯の水」にご利用いただければと思います。
少し低めの温度がお勧めですが、常温でも効果は期待できます。
毎朝、スッキリとして、さわやかに1日を始めたいですね。
【参考文献】
知られざる水の「超」能力
藤田紘一郎著
出版元:講談社+α新書
「水」って、意識しなくても私たちの生活とともにあり、生命を維持するために、さまざまな方法で役立ってくれていますね。
でも、「水」は、体内に採り入れるためや生活のためだけでなく、昔からいつも私たちのそばにあるものです。忙しい日々を送っていると見過ごしてしまうことが、たくさんありそうです。
たとえば海。神戸は港町でさまざまな景色にあたりまえのように海があります。
電車や車で移動するとき、ふっと見ると、穏やかに波うっている海面を見るとほっとしませんか?
最近は、生活する中で、自然の川を目にする機会はほとんどなくなりました。
思い切って、山にハイキングに出かけて、川べりで深呼吸してみるのも気持ちよさそうです。
神戸ウォーターの源泉の一つ、「布引の滝」は「日本の滝百選」にも選ばれている名瀑です。豪快に流れ落ちる水を肌で感じてみるのもリラックスできそうですね。
わざわざ出かけずとも、雨の降る日に静かに耳を澄ますと、窓を打つ雨や、軒をつたう雨水の音を聴くことができます。
可憐に咲いている花に水滴が付いているのを見つけるのも新鮮な体験です。
意識しなければ見過ごしてしまう「水」を、意識して感じてみませんか。
小さな発見があるかもしれません。
私たちが送る日常に彩りを加えてくれますよ。
「赤ちゃん肌」とは、よく化粧品の宣伝文句で、目にする言葉。
確かに、赤ちゃんの肌は、ぷるぷるしていてみずみずしく、ふれると気持ちいいですよね。
実際、赤ちゃんと高齢者とでは、水分の含有量がぜんぜん違います。
<人体における体重の水分含有量の割合>
新生児・・・・約80%
成人・・・・・約60%
高齢者・・・・約50%
赤ちゃんの体は高齢者に比べて30%も水を多く含んでいるのです。みずみずしい赤ちゃんの肌とは、文字通り水分が多いのです。
人は成長するとともに、日常生活を送る上で必要な脂肪が増え、水分が減っていきます。高齢になると基礎代謝量が落ち、さらに水分が減るため、皺が増え、肌も含めて体が固くなってくるというわけです。
そして、意外にも太っている人より、痩せている人や筋肉質の人の方が水分は多いのです。
水分は筋肉に多く含まれ、脂肪にはあまり含まれていないためです。
この理由で、女性より男性の方が水分が多いです。
若々しく、みずみずしい体を維持するためには、適度な運動で筋肉をつけ、こまめな水分補給が大切というわけですね。
できるなら、水の質にもこだわりたいですね。
【参考文献】
水の雑学がよ~くわかる本
杉山美次著
出版元:秀和システム
人間にとって必要とされているミネラルは、16種類で必須ミネラルと呼ばれており、
そのうち13種類が厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」において、健康の維持・増進、生活習慣病予防を目的に摂取量の基準が示されています。
さらに13種類のミネラルは「主要ミネラル」、「微量ミネラル」の2つに分類されています。
今回はその中でも、主要ミネラルと言われる7種類のミネラルの持つ働きについて紹介します。
(いずれも1日に100mg以上の量が必要とされています。)
カルシウム…骨や歯を強くし、神経のいらだちを抑える。<乳製品・海藻類>
リン…疲労回復の手助けをし、骨や歯を丈夫に保つ。<魚介類・乳製品・豆類>
カリウム…血圧を正常に整え、筋肉の収縮を正常に調節する。<果物・野菜>
硫黄…細菌感染への抵抗力をあげる。<肉類・魚介類>
塩素…血液中の酸とアルカリのバランスの維持。体内の老廃物を排出する。<食塩・醤油>
ナトリウム…血圧などの浸透圧の維持。消化の促進。<食塩・醤油>
マグネシウム…神経のいらだちを緩和。筋肉痛を和らげる。<海藻類・豆類>
<>内の含有食品は一部ですが、肉類、魚介類、豆類など、幅広い種類の食べ物にミネラルが含まれていることが分かります。
まんべんなく、しっかり食べることで、ミネラルもバランスよく摂取できますね。
バランスの良い食事と一緒に、ミネラルウォーターを飲むと、さらにミネラルを効率よく摂ることができます。
健康志向の高まりで、飲料水にも注目が集まっていますが、よく耳にする「軟水」と「硬水」の違いはご存知ですか?
日本では軟水、ヨーロッパは硬水が主に飲まれているということは、ご存知の方も多いのでは。
WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が120mg/L以下を「軟水」、120mg/L以上を「硬水」といいます。
日本では、一般的に硬度が
100mg/L未満が 軟水
100〜300mg/Lは 中硬水
300mg/L以上が 硬水 とされています。
「六甲の天然水 マロッ」は硬度が130mg/Lなので、中硬水の分類に入ります。
ヨーロッパなどでは1500mg/Lを超えるような硬水も販売されています。
硬水というと、含まれるミネラル分が多く、ダイエットに用いられることも多いです。
その一方で、水の味は成分で決まるため、味にくせがあったり、慣れていないと胃腸に負担がかかったりする場合もあります。
日本の水はほとんどが軟水です。
軟水は硬水よりもミネラル分が少ない一方、味にくせがなく、料理に適しています。
マロッはミネラル分を豊富に含みながら、口当たりが良く、料理に使っても美味しく仕上がります。
毎日の水分補給だけでなく料理にもお使いいただけるのが特徴です。
ミネラルという言葉、聞き慣れている方も多いと思いますが
詳しい意味はご存知ですか?
ミネラルとは、元素を指します。
酸素などを除く、大多数の元素はミネラルです。
100種類以上あるミネラルのうち、人間に必要なのは16種類といわれています。
ヒトの体の約96%は酸素、炭素、水素、窒素の4つの元素で構成されています。
そして、残りの約4%はミネラルです。
たった4%しかないように思えますが、生命維持に欠かせない大切な栄養素です。
体の働きを維持・調整し、抵抗力を高め、代謝に深く関係するなど、
さまざまな働きを担っています。
ミネラルが不足すると欠乏症を引き起こすことになります。
しかし、体内で生成されないため、毎日の食事などで補う必要があります。
意識的に取り入れていきたいですね。